今日は「心を亡くさない生き方」がテーマです。
1.はじめに
組織は誰のためにあるのか?
組織人一人ひとりの為にある
一丸とは何か?
ピーっと引かれた円の中に集合することでは無いだろう。
10人がそれぞれ正面を向いて走っていては「一丸」は動かない。
方向性がない。
なんとなく「やらされ感」と「プレッシャー」が蔓延していて
今日も「組織からの脱落者」が出ることを風の噂で聞いた。
2.あなたが「生活の生業としているものを続けている動機」はなんですか?
以前自身のブログの中で「堀江貴文」さんの「ゼロ」を読んだ感想を書きました。
この「ゼロ」は発表されたときにリアルタイムで買って読んだわけではありませんが、今年の春「はたらきかた」について悩みや憤りで溢れていた時、かねてより評判が良かったので17年5月と言うのに「定価」で買った。
ブックオフとかはしごしても見つからなかった。春先ってそういうものかもしれません。
新たな生活とか刺激とかを求める人は私のように多く、需要があったんだと思います。
プライスレス。本に限らずですが、お金には変えられない価値を得られるものと出会うと幸せを感じます。
結果として「価値ある時間と考えかた」をもらえたのでブログにも記したのですが、感想はひとこと。
「はたらこう」と本心から思えた。
上記のブログで言及しているので、理由はお読み取りいただきたいのですが、「はたらくモチベーション」をなんとかこの本との出会いで保つことが出来たのです。
私のリアルでの仕事の話に触れると「事業所全館の商品棚卸」が4月にあり、結果は思わしくなく数字は最悪で確定し事後処理に追われたのが5月。
6月の現在も何となくだけど「停滞期から抜け出せていない」感覚があります。
さて、あなたは「働く動機」を何によって保てているでしょうか。
会社組織で働いていない方もいるでしょうが「生活の生業としているものを続けている動機」と解釈してほしい。
「達成感溢れる」ものだけでなく辛いことも含まれる生業を、あなたが「続ける」理由はなんでしょうか。
3.なぜ君は会社組織に残り続けることが出来ないのか
ざっくりとした数字でしかありませんが、1年間に入社している同数の離職者がいると言う実態があります。
その都度、中途組も含めて採用はしていくので絶対数は変化しませんが「従業員全体の業務水準(存在給をもらう仕事をしない人もいるが)」は変化(向上)していても僅かばかりか、もしくは低下している可能性だってあるのです。
さらに事業所は限られ、従業員のほとんどを現地採用に頼る業界では「あのひとも・このひとも」一度はウチで働いたことがある。なんて状態にもなります。
ただ残念なことに「一度離れた人」はその時の体調や家族のご都合で「やむを得なく」ではないかぎり「自己都合」と会社に宣告され退職をしている。
戻ってくるはずがないのです。
社員構成を「勤続年数」と言う軸で捉えると、40年目~1年目まで位の枠で区切れます。
ところが組織図はピラミッド型ですが、年齢別にプロットしていくと40年選手であっても「トップクラス(経営層)」「トップになれなかったベテラン中間層」「担当職務に甘んじる年齢だけベテラン層」など様々な所に位置していることがわかります。
「年功序列」ではなく「職務追行能力」と「チャレンジ精神」が推奨される我社では競争が激しく、決して批判をする訳ではありませんが「ある年齢のタイミング」を境に「あとどの位、会社に尽くすか」か線を引く時が来るのでしょう。
そう、「さらなる高みを目指してチャレンジをし続ける」か「これ以上下に下がらないように言われたことだけやる」か。です。
どちらも「消耗戦」ではないかと思うと、期待が持てなくなりますね。
当然、それが3年目の人もいるし、30年以上勤続してからと言う人もいる。
自分はあとどの位が、そのタイミングなんだ?
4.中途と言われても生き抜く強さがあるかい?
「職業を変える」ことに「なんの躊躇も恐れもない」人が増えてきていると考えられます。
それが「自分がほかの所なら活躍できそうと自負があり、更なる大海原へ飛び込む」なら結構なこと。
ただ、「ここでは上手く行かなかったけど、どこかに自分の居場所があるさ」なんて、ヤドカリ状態で転職を繰り返すのもありと考える人がいるのなら、問いかけてみたい「一生浮遊し続けるの?」と。
ちなみに私は保守的ではありません。
「中卒の私を拾って貰った先輩(会社にも)への恩返し」もありますが
「今の組織で挑戦したいものがまだまだたっくさんある」から辞めたくないんです。
5.おわりに
「組織・仕事・はたらきかた」について考えても、「その時のビジョン」は見えるけど「未来永劫のものではない」と思い知らされます。
自分を取り巻く環境は半年・1年だって大きく変わるものだから。
新日本プロレスリング内藤哲也選手の言う「トランキーロ(落ち着け)焦んなよ」って言葉が流行りました。
スピード感のあるものが好まれ、自分のペースは乱されがち。
オーバースピードの時は「オーバースピード」なんて思いもよらない位にアドレナリンが騒いで熱中をしているときでしょうから、意識して「自分」を見るようにしています。
今年に入ってから休日も含めスケジュールを日々どんどん詰め込んでいます。
「忙しそうだね」って周囲からよく言われます。
でも私は答えます。「忙しいものか」と。
「忙しい」って「心が亡くなった状態」のことと、かつて先輩に教わりました。
現在進行中のスケジュールは意図的に「自分のしたいこと(楽しい・おもしろいを付け加えるヤンチャさ)」視点を加えて詰め込んでいるので疲労感や苦しさはあまり感じないのです。
つまり「誰にも縛られない生き方をしている」ってことでしょう。
「ひとと繋がることで生きやすいし、働きやすくなる。でも縛られてはいけない。一歩間違えると時間、心、金、みんな持っていかれるんだ」