本日の話題はこの本

獣神サンダー・ライガー自伝(上) (新日本プロレスブックス)
- 作者: 獣神サンダー・ライガー
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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について書く前の前段になると思います。
ジュニア戦線をけん引してきた「行ける伝説」。「世界の獣神」初の自伝です。
マスクマンながら「マスクマンになる前」の世を忍ぶ仮の姿(どっちが?)の時代からも語られています。フォトも多数。
新日本プロレスファンなら「当然知っている」ことなのですが、獣神さんの「中」はあの人です。
だから何?って話ですよね。
言及するところはそこではないので、よろしく。
書き出しの時点で、「本屋での立ち読みレベル」なのですから。
本の中身には触れられません。
これから楽しみたいと思います。
【目次】
1.獣神サンダー・ライガーとは
2.なぜ人はマスクやフェイスペイントをするのか?
3.まとめ
1.獣神サンダー・ライガーとは
獣神サンダー・ライガー(Jushin Thunder Liger、1989年4月24日 - )は、日本の覆面レスラー。新日本プロレス所属。出身地は永井豪宅もしくは広島県広島市。通称「世界の獣神」
もともとはテレビアニメも制作された 、巨匠・永井豪原作の「獣神ライガー」がルーツです。
獣神ライガーの前のクールで放映されていた「鎧伝侍トルーパー」はとても印象に残っているんですが、「獣神ライガー」は実はなんとも。。。
放映は1989年から1990年と言うから僕は7歳から8歳のころ。
ジャストフィットしそうなのになぜかな。
小学校1年~2年でしょうか。
ほかに何かに熱中していた記憶もない。
「新潟テレビ21」で放送されていた記録は残っているようですね。
さて、そんなこんなで獣神サンダー・ライガー選手(新日本プロレス)を知ったのは、僕が小学校5年生の時。
「’94BATTLE FIELD IN 闘強導夢 1994年1月4日 東京ドーム 第5試合 シングルマッチ 獣神サンダー・ライガー vs タイガーマスク」の試合です。
当時のタイガーマスクはこの試合を最後にマスクを脱いだ3代目の「金本浩二」。
獣神サンダー・ライガーは今でも「現役」ですが、タイトル戦線・対抗戦前面に出て戦っていた時期です。
今は封印と言っていいほど、使わなくなった「ライガーボム」「シューティングスタープレス」などの必殺技がありました。
デビュー当時は「ライガースープレックス」もあったなぁ。
「技をかけるとき」の「危険性(リスク)」と「精度」を考えると、無理は出来なくなるというのも致し方ないのですが、技は「レスラー」を輝かせるアクションでしかないので、僕はそこを深く追求しません。
「あの技を出すからかっこいいレスラー」なのですが、「あの技を使えなくなったらかっこ悪い」なんてことはないのです。
2.なぜ、人はマスクやフェイスペイントをするのか?
マスクマンが好きです、前出の「タイガーマスク」が特にそうです。
漫画での「タイガーマスク」が現実化した!このインパクトはとっても大きくて、特に「初代タイガーマスク」の華麗な動きは「四次元殺法」なんて言われて当時のプロレス界にエポックメイキングを起こしました。
さて、プロレスで「マスクマン」のキャラクター設定として「明かせないバックグラウンド(実生活)」があります。
ミステリアスに突如出現するマスクマン(覆面レスラー)には誰しもが「正体は誰だ?」と謎解きに盛り上がっていきます。
「隠しているからには剥いでやろう」とする、相手の攻撃「マスク剥ぎ(当然反則です!)」にハラハラするなんてのも楽しみですね。
ところが、獣神サンダー・ライガー選手の場合はちょっと違ったりします。
「リングに上がる顔」「メディアに出る顔」として「獣神サンダー・ライガー」のキャラクターを割り切っていて「◎◎××(本名と素顔)」はそれはそれで楽しんでいるし、その時の活動も大事にしているように見受けられます。
マスクを着用してリングに上がり、しばらく戦い感情の高ぶりとともにマスクを自ら脱いで戦う「素顔さらしレスラー」も実は多数います。
マスクやフェイスペイントは「化粧」と同じで、日常の自分と切り離すための儀式のようなのだそう。
3.まとめ
「プロレス」はレスラーのキャラクターと団体の世界観こそが全てです。
マスクマンの「素顔が誰か論」はどうでもいいこと。
「マスクが剥げそう・剥げないーあー」の攻防もいいのですけれど、
与えられたキャラクター設定とファンの期待に応えようと励むマスクマンの背中が僕は好きで好きで仕方がないのです。
この新日本プロレスブックス「獣神サンダー・ライガー自伝」は1ページめくったところからすでに自伝です。
「(現行として)獣神サンダー・ライガーの自伝」ですから、そこに至るまでのプロセスが語られて当然。
気づいていたら「セルリアンブルーのリングに立っていました。俺はヒーローです」からスタートしていたら重みがない。
しかし、袋とじでも何でもなく素顔の。。。。が見れるとは。
本当を言えば「(本名・素顔の)獣神サンダー・ライガー自伝」なのでしょうが、本名・素顔で語るより、「獣神サンダー・ライガー」として語る方を選んだのは正しいと僕は思います。
28年と言う「獣神サンダー・ライガーと言うマスクマンとしての人生」がレスラー人生の多くを刻んでいるのですから。
名前や容姿は大事。でも自信を高めるのに一番大事なのは「自身が現在に至るまで何を成しえてきたか」。
「獣神サンダー・ライガー」が一生「獣神サンダー・ライガー」であることの覚悟と自信と誇りが見えるのです。
「獣神サンダー・ライガー最終章」との発言がある。でも引退はまださせたくない。
そして「2代目獣神サンダー・ライガー」が現れるなんて考えられないことだ。
僕にとっての「獣神サンダー・ライガー」は今も走り続ける「獣神サンダー・ライガー」しかいないのです。
mission complete!